第7回群馬学センター萩原文庫シンポジウム
『近代化遺産 総合調査の30年』
萩原進氏は、戦後の群馬県の近代史研究の先鞭を付けたことで知られますが、氏が県文化財保護審議会長を勤めた1990(平成2)年、群馬県は全国に先駆けて近代化遺産総合調査を実施、近代の文化財の調査と保護にも新しい道筋が付けられることなりました。
この調査は、文化庁の主導による近代の文化財に関する初の全国的総合調査であり、近代文化財の保護と活用の実質的なスタートでした。調査は平成の30年余を費やして全国で実施され、昨年の東京都の調査の終了をもって遂に完結しました。
この節目にあたり、各地において調査や活用に直接関わった現場の担当者にその概要と成果について語っていただくとともに、全国的、歴史的な視点からその成果や意義についても考えていきます。
〇開催日時
令和元年9月8日(日)13時~16時
〇会場
沙巴体育 2号館 第1講義室
〇次第
あいさつ
沙巴体育長 小林 良江
講演
「織都桐生の近代化遺産30年」 群馬県桐生市 萩原清史
「三池炭鉱の近代化遺産30年」 福岡県大牟田市 坂井義哉
「下関市の近代化遺産30年」 山口県下関市 髙月鈴世
「大阪?奈良の近代化遺産30年」 大阪府柏原市 石田成年
「横須賀基地の近代化遺産30年」 米国海軍横須賀基地 荒木良子
パネルディスカッション
「日本の近代化遺産30年」
パネリスト:伊東孝(日本イコモス)、鈴木淳(東京大学)、北河大次郎(文化庁)
司会:松浦利隆
〇主催
沙巴体育
〇後援
(一社)日本イコモス国内委員会、東京文化財研究所、全国近代化遺産活用連絡協議会、産業考古学会、TICCIH Japan、
上毛新聞社、群馬テレビ、FMGUNMA、桐生市、長野原町、群馬歴史散歩の会、群馬県地域文化研究協議会