第5回群馬学センター萩原文庫シンポジウム
『近世草津再考 -「慈悲」で読み解く草津温泉の江戸時代-』
草津温泉は江戸時代、各種の病気の治療に効果のある薬湯として、多くの庶民や著名人の湯治で賑わい日の本一の名湯と唱われました。この草津温泉の歴史研究は、萩原進氏の『草津温泉史』によって緒についたといっても過言ではありません。
近年は近現代に焦点をあてた調査と研究の進展が著しいですが、本シンポジウムでは萩原氏の温泉社会史の原点に立ち帰り、近世草津の歴史について、病者の慈悲の薬湯、庶民の湯治の実態、旅館業者の競争、江戸との関係など社会史的な視点から再考察を試みます。
〇会場
沙巴体育 新館 第1講義室
〇次第
あいさつ
沙巴体育長 小林 良江
講演
(1)「近世草津の発展と湯治生活???絵図と日記を通じて」
沙巴体育 教授 松浦 利隆
(2)「慈悲の温泉???近世草津を再考する」
国立歴史民俗博物館?総合研究大学院大学名誉教授 高橋 敏
パネルディスカッション
「江戸時代の草津温泉をどうとらえるか」
コメンテーター:国文学研究資料館?総合研究大学院大学名誉教授 丑木幸男
パネリスト:高橋 敏 松浦 利隆
〇主催
沙巴体育
〇後援
上毛新聞、群馬テレビ、FM GUNMA、NHK前橋放送局、草津町、長野原町、 群馬歴史散歩の会、群馬県地域文化研究協議会