2019年8月14日
イベント
県民公開授業「国際理解と平和~大使リレー講座~(講師:中村恵氏)」が開催されました。
令和元年7月23日、本学公開授業である「国際理解と平和~大使リレー講座」の第8回目の授業が開催され、特定非営利法人国連UNHCR協会 事務局長特命?渉外担当の中村恵氏にご講義いただきました。
講義は、「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とは ~私たちにできること~」をテーマとして行われ、10年間国連UNHCRの職員としてスイスのジュネーブ、東京、ミャンマーの奥地で勤務した経験談を話していただきました。ミャンマーで勤務する際には予防接種だけで破傷風、狂犬病、腸チフス、日本脳炎、A型肝炎、B型肝炎といったものをそれぞれ2、3回ずつ接種するので日本人にはハードルが高く、それでやっと現地で仕事が始められるそうです。
UNHCRは紛争などの人的災害により故郷を追われ難民となった人たちを国際的に保護(インターナショナル プロテクション)することが一番重要な仕事であり、国家間の調整を要とするものだそうです。
中村氏は、大学でフランス語を勉強し、仕事を通して英語とITの能力を高めたとのことで国連職員になれたそうです。そのことを踏まえて「普段より『勉強する力』を養っておけば、社会人になってからでも新しい分野の力をつけて、違ったキャリアを築いていくことができる。」と学生へメッセージをいただきました。
授業の様子
学生の質問を聞く中村氏
左:中村恵氏 右:小林良江学長